「MEOという言葉は最近、よく聞くけどイマイチ内容がよくわからない」
そんな店舗オーナーの方もいらっしゃるかと思います。
以前は「MEO？何それ」という感じでしたが、最近では長崎など地方でもだいぶ馴染みが出てきた感じがあります。
Googleで検索した時に自分のHPなどを上位表示させる対策の事を、
「SEO対策」
といいますが、MEOとは、
「長崎市 美容室」
「長崎市 整体」
など「地域名＋業種名」など場所に関する検索したときに表示されるGoogleマップで上位表示を目指す対策のことを指します。
この記事では「MEOとは？」というところから、初心者の方が取り組むべきMEO対策までわかりやすく解説していきます。
目次
MEOとは？
「MEO（エムイーオー）」または「MEO対策」とは、「Map Engine Optimization」の略で「マップエンジンの最適化」を意味します。
マップとはGoogleマップのことを指しています。
ただ、実はこの「MEO」という言葉は造語で、「SEO（search Engine Optimization）」からもじったものです。
ですので、「ローカルSEO」とも言わることもあります。
「長崎市＋学習塾」や「近くの居酒屋」など、場所に関する検索の事を「ローカル検索」というのですが、
このローカル検索をされた時に表示されるGoogleマップと3つのお店、ここに表示されるための対策の総称を「MEO対策」と呼びます。
ローカル検索をするユーザーは年々増えているという背景に加えて、「ローカル検索＝来店に結びつきやすい検索行動」ということで、店舗ビジネスを営む方には必須の集客方法として注目されているのです。
MEO対策が必要な店舗の業種
MEO対策をやるべき業種は、
「地域名＋業種」
で検索される業種は基本、全て対象となります。
その中でもよく検索される業種の代表例としては、
- 飲食店
- 治療院（整体院、接骨院、鍼灸院など）
- 美容室
- 学習塾
- 士業（弁護士、行政書士、税理士など）
- 工務店（リフォーム、外壁塗装など）
- サロン（エステ、ネイルなど）
- 医院（歯医者、動物病院、整形外科など）
などが挙げられます。
MEO対策の必要性とは？店舗経営者がMEO対策を行うべき5つの理由
ローカル検索（場所に関する検索）は増加しています。
ですので、MEO対策の重要性も比例して高まっていることから、都心はもとより地方でもMEO対策に力をいれる店舗経営者は増えています。
Googleも圧倒的なシェアを持つ「グーグルマップ」には力を入れており、実際にGoogleマップをSNS化していくことをつい最近発表したばかりです。
今後、ますます需要が増えていくGoogleマップで、順位をアップしていくことは、ネット集客やお店の認知拡大という点で非常に重要になります。
ということで、店舗経営者がMEO対策を行うべき理由を5つ挙げてみました。
１、自然検索（SEO）の結果よりも上位に表示される
MEO対策で成功するとSEOの結果よりも上位に表示される為、クリックされやすいという大きなメリットがあります。
実際にGoogleで場所に関する検索をすると、お分かりいただけるかと思いますが、パソコン、スマホ、タブレット、どのデバイスで検索しても、
- 1番上⇒Google広告
- 2番目⇒Googleマップとお店が3つ
- 3番目⇒自然検索（SEO）のページが10位まで
こういった流れで表示されていますよね。
つまり、SEOで頑張って1位になるよりも、MEOで3位になる方がユーザーから見ると上位で表示されるという事です。
当然ながら、人を上から順番にみていきますので、クリックされやすいというメリットがあります。
２、ライバルが減る
MEOはSEOに比べてライバルが少ないという点も大きなメリットです。
SEOの場合、同業だけではなく、例えばホットペッパーや食べログなどポータル系のサイトもライバルになります。
また、大手のメディアサイトや個人のブロガーさんなどもライバルとなるため、なかなか個人のお店のホームページがSEOで上位表示するのは困難です。
ですが、MEOであればポータルサイトや個人のブログなどは関係なく、店舗を構える同業種だけがライバルになります。
当然、難易度は下がりますからその分、正しい施策を行えば上位表示しやすいというメリットがあります。
３、クリック率が高い
SEOに比べMEOの方が上位に表示されるためクリックされやすいというのは上記でも挙げたように大きなメリットです。
しかも、それに加えてSEOは検索結果がテキストベースなのに対して、MEOはレビューの星マークや住所や電話番号なども一緒に表示される為すごく目立ちやすいです。
その視認性の高さからクリック率もSEOの上位表示に比べて非常に高いのが特徴的です。
４、アクセスが売上に直結しやすい
これがMEO対策の最大のメリットと言えるかもしれませんが、アクセス数がイコールで来店、売上に直結しやすいのです。
そもそも、「長崎市＋整体」「浜町＋美容室＋おすすめ」など検索するユーザーは、
来店することを前提として検索するユーザー
なのです。
身体のどこも不調でないのに、「長崎市＋整体＋おすすめ」「住吉＋鍼灸院＋腰痛」など検索することは稀でしょう。
ですから、こういった購入意欲の高い検索語句の場合、仮にアクセス数が少なくても来店や購入に直結するので、非常に美味しいキーワードなのです。
５、MEOはSEOに比べて施策がしやすい（難易度が低い）
MEOはSEOより比較的、施策がしやすい（専門性が低い）というのも1つメリットになります。
SEO対策となると、実際にやるべきことがパッと例を挙げるだけでも、
- 日々の有益な情報の記事を更新する
- 質の高い被リンクを集める
- サイトの構造を最適化させる
- 内部リンクで記事同士をつなげる
- タイトルや見出しの効果的なSEO対策
- 定期的なアクセス解析
- キーワードのリサーチ
などなど、専門性が高く、いわば「プロの仕事」だと言えます。
一方でMEO対策でやるべきことは、
- Googleマイビジネスへの記載
- 投稿や写真をアップする
- 口コミレビューを集める仕組みづくり
- 特別営業時間など最新の状態に保つ
- 商品やサービスの登録
など、決して容易というわけではないですが、専門性と言う点では店舗のオーナーさんにも出来る施策が多いです。
もちろん、その中でもノウハウというものはありますし、実際にはホームページやSNSもMEOには関係してきますので、一概には言えない部分もあります。
ですが、基本的なことは無料で、なおかつご自身で出来る部分も多々ありますので、まずは出来るところからやってみるといいと思います。
初めてのMEO対策！初心者の店舗経営者がやるべき5つの対策
では、具体的にMEO対策とは何をやっていけばいいのでしょうか？
MEO対策の順位を決める要因については「関連性」「距離」「知名度」の3つの指標を元に決定します。
詳細はGoogleのヘルプページに記載があるので1度目を通しておくといいかと思います。
ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み
ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度といった要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。
その上でMEO初心者がやっていくべき対策を5つ紹介します。
１、Googleマイビジネスへの登録
MEO対策でGoogleマップに表示されるためには、まずGoogleマイビジネスにオーナー登録をする必要があります。
店舗情報の登録は「Googleマイビジネス」の公式サイトから行ってください。
登録は無料です。
事前にGoogleアカウント（Gメール）が必要になりますので、お持ちでない方は事前に用意しておきましょう。
２、Googleマイビジネスの情報を正確に記載する
Googleマイビジネスに登録を行った後は、実際に店舗情報を入力していきます。
屋号や住所、電話番号、営業時間、業種カテゴリーなど正確に記載していきます。
Googleマイビジネスを活用してMEO対策に活かしていくためには出来る限りGoogleマイビジネスの項目は全て埋めていきましょう。
３、投稿や写真を日々更新（追加）していく
Googleマイビジネスの店舗情報を設定した後は、日々最新の状態に保ちながらユーザーに必要な情報を提供していくことが重要です。
その中でも「写真」「投稿」は非常にMEO対策に有効なので出来る限り更新や追加をしていきましょう。
投稿についてはホームページ内のブログに書いたことをそのまま使ってもらっても構いません。
投稿は記事のさわりの部分を書いて、実際のブログ記事へ誘導するといいでしょう。
写真についても日々、最新の写真をマメに同業者よりもたくさん挙げていく方が効果的です。
４、口コミレビューを集める
投稿や写真の他にも日々、やっていくべき重要な対策が「口コミレビューを集める」という施策です。
Google自身も公式に「グーグルのレビューの数やスコアがローカル検索の順位に影響する」と記載しています。
飲食店のようにそもそも口コミが書かれやすい業種は良いですが、その他の業種はなかなか待っていても自然と口コミは集まりません。
ですので、自ら口コミを書いてもらうための施策、仕組みが必要になります。
具体的にはGoogleのレビューを書く画面をQRコード化して、来店して頂いたお客様に口頭でお願いする、またはpopを用意したり、LINEやSNSでお願いする、といった施策が有効です。
５、ホームページを充実させる
MEO対策で上位表示するためにはGoogleマイビジネスの充実だけでは完璧ではありません。
MEO対策の評価基準には、Googleマイビジネスだけではなく、ホームページ（自然検索での結果※SEO）も考慮されています。
そのため、ホームページの充実もMEO対策に欠かせない施策なのです。
また、ローカル検索でグーグルマップから店舗を見たユーザーの多くは、直接、来店や問い合わせをするのではなく、1度ウェブサイトを経由します。
その際にホームページがそもそもない。
または、ホームページはあるけど、お客様に選ばれるための内容ではない、となると折角、興味を持ってくれたユーザーをみすみす逃すことになります。
そういった機会損失を防ぐと言う点からもホームページの充実は欠かせません。
まとめ～MEO対策は費用対効果が抜群のWEB集客
MEO対策とは、場所に関する検索（ローカル検索）をしたときにGoogleマップの検索結果に上位表示してユーザーに見付けてもらうための施策です。
飲食店や美容室、整体院、学習塾など店舗を構えて、「地域名＋業種」で検索される業種の方には必須の対策。
実際に最近ではSEOよりもMEOに力を入れるお店や業者も増えてきています。
MEO対策と聞くと一見、難しそうに聞こえますが、実際にはユーザーにとって必要な情報を日々、Googleマイビジネスを使って発信することがメインとなります。
ですが、実際にはまだMEO対策をしっかりとやっているという店舗は数多いとまでは言えない状況です。
特に地方はまだチャンスがあります。
これだけ費用対効果の高い集客をやらないのは勿体ないの一言に尽きます。
まだ、MEO対策をやっていない。
もしくは、今回、初めてMEO対策について理解できた。
といった店舗オーナーは、ぜひMEO対策に取り組んでみてください。
MEO対策のサポートの詳細についてはコチラからご覧になれます。
お電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。
