「ホームページは業者に作ってもらったけど、何を書いていいのかわからない」
「マメにブログを書いた方がいいと言われて書いているけど、全然集客に繋がらない」
そういったホームページ内のブログ記事の書き方についてのご相談をよく受けます。
確かにホームページの更新頻度は大切ですが、何を書いてもいいというわけではありません。
むしろ、頑張って記事を書いているけど逆効果(ホームページの評価を下げる)ブログ記事も多く見られます。
今回は事業主向けのホームページ内のブログに何を書くのか?そして、集客に結びつける記事の書き方について解説します。
目次
見込み客が悩んでいる、知りたい情報をネタにする
ホームページ内のブログ記事で何を書くのか?という点については、
「見込み客が知りたい情報」
を書くという視点が重要です。
なぜなら、検索窓に見込み客が打ち込む悩みをブログで解決して上げることで、サイトへの信頼感=運営者への信頼感へ繋がります。
例えば、整体院であれば、
「腰痛+○○(ストレッチ、原因、改善方法などなど)」
といったキーワードを検索する見込み客に対して記事で回答を返すと言うイメージです。
さらに腰痛だとライバルも多いので、
「腸腰筋+ストレッチ」
など、もっと部位を絞って書くのもいいかと思います。
その他にも実際にお客さんの口から出る生の悩みや言葉を拾って、それを元に記事を書くのも非常に有効なやり方です。
日記のようなブログ記事は基本NG
よくあるダメなブログ記事の例としては、
「今日は○○でランチをしてきました」
「長崎で○○イベントが開催していますね」
など、時事ネタやプライベートな日記などのブログ記事です。
ダメな理由としては、そもそもホームページの内容とそぐわないためサイト全体の専門性が薄れ、Googleからの評価が下がります。
さらに、整体院を例にすると、そもそもこれから何か体の症状に悩みがあり整体院を探している方、どこの誰かもわからない整体院の先生のお昼ごはんの記事など見たいと思うでしょうか^^;。
日記を書いてはいけないというわけではないですが、書くのであればせめて自分の業種に関係するような話題であったり、もしくはホームページ内のブログと分ける(アメブロに書くとか)のが良いでしょう。
ページ数を増やす、更新頻度を高くするならお客様の声などがおすすめ
ブログ記事を書くのが大変。
ブログ記事を書くのが苦手だし、何を書くか考えるのが面倒。
そういった事業主の方におすすめなのは、
「お客様の声」
「事例・実績」
「Q&A」
などの記事を書くのがおすすめです。
これらの記事はホームページでも見込み客によく読まれるページな上に、書くのも楽ですよね。
工務店であれば、現場が増える度に成功事例を書く事で記事は増えていきます。
整体院やエステサロンなどもお客様の声が増えれば増えるほど、記事を書く事ができます。
書くのも楽ですし、更新頻度も増えて、なおかつお客様が見たいページですから、メリットしかありません。
ブログ記事を書く7つのステップ
主にブログ記事を書く手順は以下の通りです。
キーワードを選ぶ
検索意図を考える
競合をリサーチする
ターゲットとタイトル設定
構成と見出しを決める
本文を書く
デザインなど見やすく整える
1番から3番まではリサーチ段階、4番からは実際に記事を書いていく作業になります。
よくあるのは1~3番を飛ばしていきなり4番以降から始める方が非常に多いです。
ですが、それでは見込み客にとって役に立つ記事を提供することはできません。
超重要!キーワード選び&検索の意図を考える
上記の手順の中でも最も重要なのが、
「キーワードを選ぶ」
「検索意図を考える」
という工程です。
この工程は他のWEBライティングにはないけど、SEOには欠かせない工程となります。
「キーワードを選ぶ」とは、冒頭の方でも出てきた
「腸腰筋+○○」
のように見込み客が実際に検索するような検索語句のことを指します。
そして、「検索意図を考える」とは、そのキーワードを調べている人が、
「どんなことに悩んでいて、何を解決してどうなりたいのか」
という検索した意図を考える(推察する)ということです。
この工程を経ることがなく、記事を書き始めると、そもそもSEO対策が出来ていないので上位表示もできませんし、アクセスが来ても役に立たない情報しかかけていないので離脱してしまうのです。
タイトルには必ずキーワードを入れること。そしてクリックされやすい魅力的なタイトルにする
タイトルも超重要です。
ここが曖昧だとSEO対策が出来ていないことになるため、記事を書いて集客することはできません。
タイトルで重要なのは、まずキーワードを含めたタイトルにすることです。
例えば、「腸腰筋+ストレッチ」というキーワードを狙うのであれば、
「腰痛改善に効果的な腸腰筋のストレッチ5選!自宅で出来る簡単エクササイズ」
みたいな感じですね。
「腸腰筋+ストレッチ」というキーワードを入れながら、「腰痛改善」「自宅」「簡単」など付随するキーワードも含めていく感じです。
そして、もう1つ重要なのが
「クリックされやすいタイトルを付ける」
という点です。
いくら内容が良い記事でもクリックして読まれないことには意味がありません。
また、Googleはタイトルのクリック率というものを非常に重要視しており、クリック率が低い記事=ユーザーに必要とされていない記事という判断をくだします。
結果、検索順位が下がる大きな原因となりますので、魅力的なタイトルをつけましょう。
「数字」「期間」「権威性」などを入れると魅力的なタイトルになる
具体的に魅力的なタイトルはどうやって作ればいいのか?
例えばですが、「数字」を入れるやり方は効果的です。
先ほどの「腸腰筋+ストレッチ」のタイトルでもそうですが、ただ、
「効果的な腸腰筋のストレッチ方法」
と書くより、
「効果的な腸腰筋のストレッチ5選」
と書いた方がクリックしたくなりますよね。
他にもダイエットなども、
「私のおすすめのダイエット方法」
よりも、
「◯ヶ月で◯㎏痩せた私のおすすめのダイエット方法」
というように数字や期間、効果などを含めたタイトルの方がキャッチーになりますよね。
構成は検索意図に沿った流れで作ればOK
構成に関しては、最初に考えた検索意図に沿った流れであれば基本、OKです。
「腸腰筋+ストレッチ」というキーワードで書く場合は、当然ながらストレッチ方法の記事が冒頭部分に来るべきでしょう。
その他にも競合のブログ記事がどういった構成で書いているのかも参考にするといいと思います。
本文を書く際には「PREP法」が役に立つ
実際にブログ記事の本文を書く際には、
「PREP法」
と呼ばれる「型」にハメて書くのがおすすめです。
「PREP法」とは、
1.結論(Point)
2.理由(Reason)
3.具体例(Example)
4.結論(Point)
の順番で書いている文章の型です。
例えば、「ニキビ+原因」というテーマで文章を書く場合、PREP法に当てはめてみると、
1、結論「ニキビの原因は○○です。」
2、理由「なぜなら、○○には皮脂を過剰に分泌させる働きがあるからです」
3、具体例「実際に○○大学の研究で○○がニキビの原因になるという研究結果があります」
4、結論「ですので、○○はニキビの大敵なのです」
という感じですね。
型にはめることで文章が苦手な人でもロジックがしっかりしていて読みやすい記事を書く事ができます。
まとめ
とにかくまずは「手を動かしながら考える」という精神が重要です。
正しいノウハウに沿って書く事はもちろんですが、ノウハウばかり勉強して記事は1ヶ月に1回しか更新しない・・・これでは本末転倒です。
キーワード選びやタイトル設定などはしっかりやりつつも、まずは手を動かして記事を定期的に書いていきましょう。
その中で順位がいい記事と言うのが出て来たら、その時、その記事をブラッシュアップしてより上位表示できるように目指せばいいだけです。
記事は1度書いたら終わりではありません。
定期的に分析・検証しながら手を加えて改善していくものです。
まずは「ノウハウを理解したら実際に手順に沿って書いてみる」という心構えで取り組んでみてください。