こんにちは。株式会社ディープリンク代表の山口です。
私はホームページ制作やWEB集客コンサル以外に、「長崎カフェ交流会」というコミュニティを主催しています。
そのこともあって、事業主以外の個人の方ともたくさん話す機会があるのですが、
「起業したい」
という相談をよく受けます。
これからは「個の時代」だと思いますので、起業したいという想いは素晴らしいと思います。
私自身も10代の時から「いつか自分で独立してやりたい」という気持ちはありましたから、起業したいという気持ちはすごくよくわかります。
ただ、よくよく話を伺うと、
「起業したいけど何からやればいいのかわからない」
という方が半数以上いらっしゃるのも事実です。
特に大学生や20代の男性、または20代後半から30代の女性など若い男女に多いですね。
ですので、その時に私がお話させて頂くのは、「まずは自分の軸を1本作りましょう」ということを提案しています。
まず「自分の軸」となるものが1本あれば、あとはアイデアを出すことで起業して成功することは可能になるからです。
では、「自分軸」とは一体何なのでしょうか?
目次
「自分軸」=「身近な人の中で自分が確実に1番だと言えるもの」
「自分軸」とは簡単に言えば、
アナタの身近な人たちの中で自分が確実に1番だと言えるもの
といったイメージです。
例えると、学年で1番くらいの感じ(100~200人くらい)でしょうか。
一見ハードルが高く感じるかもしれませんが、すでに、何か1つのことを継続してやられてこられた方はすでに1本の自分軸をお持ちの場合も多々あります。
例えば、10代の時から飲食店で調理をして20年。自分でレシピも考えられるし料理は大抵は何でも作れる。
それはもう十分、1本の自分軸ですよね。
「英語以外に中国語も話せる」というのも軸ですし、「ブログで10万円稼いだ経験がある」というのも軸となります。
まずは自分の中に「身近な人たちの中で自分が1番と言えるもの」この自分軸が何か?これを考えてみてください。
「自分軸」がない場合は半年から1年くらいかけて作る
とはいえ、「いやぁ、自分にはそんな経歴や実績など誇れるようなものはなくて・・・・」という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
僕も高校は中退ですし、仕事も30代半ばまでは転職とアルバイトを繰り返して、自分の軸と言えるようなものは1つもありませんでした。
そんなときに副業で始めたブログ作成、要はアフィリエイトですが、これがうまくいって法人化まですることができたことで、自分の軸と呼べるものが1本できました。
ここから、現在の仕事であるホームページ制作やWEB集客のコンサルにも繋がっていますし、カフェ会などコミュニティを運営する際の集客にも役立っています。
ですので、軸がないなら自分で何かしら軸を1本作ることが重要です。
そんなに難しく考えなくても、ブログを使って収益を出すとした場合、100万円も200万円も稼がなくても、月に10万円でも十分、学年に一人の存在にはなれます。
月に10万円程度でしたら、正しい方法で継続すれば半年から1年あれば十分に可能な範囲ですからね。
私が今やっている長崎カフェ交流会だってそうです。
始めるに当たってお金がかかるわけでもないですし、やろうと思えば今すぐ始めることだって可能です(もちろん、集客スキルという問題はありますが)。
毎日半年間続けて300人とお茶会をやったとなれば、それは十分に学年で1番になれますよね。
なので、自分軸がなければまずは自分で作る。
とはいえ、10年も20年もかけて作っていては起業する前に力尽きてしまいますから、半年から1年程度のスパンで身近な人の中で1番になれるものを探す必要があります。
自分軸は「特性」「ニーズ」「ライバル」のバランスで考える
じゃあ、実際に「自分の軸」を作るにはどうすればいいのか?
自分軸を作る上で必要なのは「特性」「ニーズ」「ライバル」この3つのバランスから考えることです。
マーケティング用語で「3C分析」というものがあるのですが、これと同じ考え方ですね。
3C分析とは、外部環境や競合の状況から事業のKSF(Key Success Factors:成功要因)を導き、事業を成功に導くために用いられます。
読み方は、さんしーぶんせきと読まれることが多いです。Customer:市場・顧客
Competitor:競合
Company:自社の3つの視点で分析を行うため、頭文字を取って「3C分析」と呼ばれます。
引用元:「3C分析とは」ferretより
自分が得意なことや好きなことで、なおかつ身近なニーズがあり、かつライバルにないもの。
ここを見つけて自分軸を作っていきます。
うまくいかないパターンで多いのは、自分の好きとか得意などを重視しすぎてニーズを考えていないパターンです。
例えば「私はダイエットで15キロやせた経験があるから、この経験を活かしてノウハウを販売しよう」と考える女性がいたとします。
確かに「ダイエットに成功した」と言う特性があり、なおかつ「痩せたい」というニーズもありますが、このままだとほぼ間違いなく失敗しますよね。
理由としてはニーズが顕在化され過ぎているニーズなので、必然的にライバルが多すぎるからです。
ですので、考え方としては自分が好きなことや得意なことからニーズを考えるのではなくて、先に身近なニーズを拾って、その中で自分の知識や経験が活かせないかを考える方が成功する確率が高くなります。
ダイエットの成功したという経験があるのであれば、それをそのまま販売しようとするのではなくて、ダイエットをしていく中で、
- どんな悩みがあったのか?
- 何が1番辛かったのか?
- 辞めようと思ったときのきっかけは?
そういったことを考えて、そのニーズに対して自分ができることを考えてみてください。
また、ダイエットと一口に言っても、男性と女性ではニーズも違います。
女性は美容目的や恋愛系の目的が多いですが、男性は私のようにぽっこりお腹を何とかしたいというメタボ対策の方が多いでしょう。
性別だけでなく年齢やシチュエーション、ダイエットの方法も様々です。
こういったことを総合的に考えながら、身近なニーズを拾って自分ができることを考えていきましょう。
失敗してもいい範囲で小さく始めること。そして、毎日継続すること
自分軸を作るためにやることが決まったら、まずは失敗してもいい範囲内で小さく始めることです。
自分の中でしっかりと考えてやったつもりでもうまくいかないことは多々あります。
むしろ、いきなり1発目からうまくいくことの方が少ないのではないでしょうか。
ですので、失敗してもいい範囲内で身近なところから小さく始めることをおすすめします。
何かを販売するのであれば、ココナラで試しに販売してみる。
コンサルであれば、知り合いに頼んで格安でやらせてもらう。
そういった感じで、失敗してもリスクが低いやり方で本当にニーズがあるのかどうか始めてみましょう。
あとは反応を見て、ニーズがありそうであれば試行錯誤しながらブラッシュアップしていきます。
また、自分軸を作るために実践する際には、可能な限り毎日継続してやることが非常に重要です。
私の場合は経歴柄、ブログで情報発信する方法や稼ぐ方法を知りたくて相談に来られる方が多いのですが、「週末だけまとめて頑張る」みたいな方でうまくいった方を知りません。
ある程度、軌道に乗ってきた状態で、週末だけしかやらないというのであれば、全然OKです。
ですが、今から新しい分野で始めるという段階では、それではうまくいきません。
仮に週末で100の作業をやるのであれば、平日に1日10ずつやって、土日に50やる方が同じ100の作業でも全然うまくいく確率が高くなります。
理由としては、習慣化させることで日頃から意識が向き、アンテナが張られるからだと思います。
そして、週末しかやらない人よりも毎日少しずつでもやって習慣化した人の方が、途中で挫折しづらいということもあります。
ですので、とにかく毎日継続してやること。
失敗したら、また考えて小さく始めてみる。
この繰り返しです。
そして、ニーズにマッチしてうまく回り始めたらそこで初めて自分の持つリソースを全て使って集中して行っていきましょう。
これを心掛けながら、まずは習慣化できるまでやってみてください。
ホームページ制作でも同じことです。まずは、ヒアリングから始めましょう
ここまでは主に個人の方でこれから起業したいという方に向けて「自分軸」を1本作りましょうというお話を書いてきました。
ですが、これは事業主の方のホームページ制作でも同じことです。
最初から明確に独自の商品やサービスをお持ちの場合は必要ありませんが、そうでない事業主の方も少なくありません。
その場合は、ホームページを制作する前に、3C分析をして「自社」「顧客」「他社」から他にはない自社だけの強みを作ることから始めます。
そのためには、事前のヒアリングが重要となります。
個別相談も無料で承っていますので、ご要望がある方はお気軽にご連絡ください。