リフォーム会社の多くはホームページを持っていますし、新規顧客獲得を狙って制作していることでしょう。
ですが、「ホームページから問い合わせが来ない」そう嘆くリフォーム会社も少なくありません。
なぜ、ホームページから集客ができないのか?
今回はリフォーム会社がホームページで制作する際のポイントや必要なサイト構成、そしてSEO対策について解説していきます。
目次
リフォーム会社のホームページ制作で気を付けるべきポイント
お客様にとってリフォームは費用が高い大きな買い物です。
人生で何回もやることではないですし、日々の生活に関わることですから、慎重かつ絶対に失敗したくないという気持ちが強くあります。
ですので、SNSやチラシでリフォーム会社を知ったとしても、比較検討の際には必ずリフォーム会社の公式のホームページを見て、そこから問い合わせをするはずです。
その時にリフォーム会社のホームページに必要なのは、
- 他のリフォーム会社と何がどう違うのか?
- このリフォーム会社に頼むことで自分にどんなメリットがあるのか?
が明確に記載されている事。
その上で、
- 費用の目安はどれくらいなのか?
- 自分の希望するリフォームの施工実績があるのか?
- どんな会社でどういうスタッフが対応してくれるのか?
- ちゃんとこちらの希望を聞いてもらえるのだろうか?
- 引き渡し後に何かあった場合、アフターフォローは万全なのか?
というユーザーの不安を取り去るコンテンツが用意されている事です。
私たち一般のユーザーにとって、リフォーム工事は日常的に体験することではないので、イマイチよく内容がわからないのです。
さらに、チラシやホームページを見ても似たようなものばかりで、選ぶ基準もよくわからない。
そんな風に思っているユーザーが大半です。
ですので、リフォーム会社のホームページは他社との違いを打ち出しつつ、お客様が事前に思うであろう不安を消していくことが問い合わせを増やすことに繋がります。
リフォーム会社のホームページに必要なページと構成について
リフォームに関するユーザーへの調査によると、見込み客がリフォーム会社を選ぶ際に着目するポイントとしては、
- 費用の目安
- リフォーム会社を選ぶ際の目安
- リフォームの施工事例
- 工期や手順
- 新築とリフォームした場合の費用の比較
だそうです。
これらを踏まえてリフォーム会社のホームページに必要なページとは、主に、
- 自社の得意なリフォーム内容
- これまでの施工事例・実績
- 打ち合わせから引き渡しまでの流れ・手順
- 自社が選ばれる理由
- 費用の目安
- お客様の声
- 代表のプロフィール
- スタッフ紹介
- お問い合わせフォーム
- よくある質問
- アクセス&店舗情報
- イベント情報
といった内容を記載しておきます。
その中でも重要な「施工事例」「お客様の声」「作業工程の流れ」「スタッフ紹介」について詳しく解説します。
施工事例はお客様に安心感と会社への信頼感に繋がる超重要ページ
お客様はリフォーム会社が自分たちの目的や希望に本当に答えられる技術や経験があるのか?という不安があります。
ですから、実際に具体的に見せることができる施工事例ページは必須です。
ビフォーアフターの写真は当たり前ですが、できれば工事の流れと一緒に載せておくとよりベストでしょう。
より細かく現場の写真が載っているほどお客様は安心することが出来ます。
打ち合わせや引き渡しの様子など載せているリフォーム会社が少なければ、そこから載せておく事も他社との差別化になります。
施工事例のページはお客様への安心感とリフォーム会社への信頼感に繋がります。
さらに、SEO的な観点からも施工事例のページは現場の数だけ記事をアップできるためホームページの更新にも役に立ちます。
その際には必ず事例ごとに「長崎市文教町」などの地域名や「3階建」「ガレージ付」「リビング階段」などキーワードを入れましょう。
また、自分の商圏以外の市町村の施工事例ページを作ることで、自社の所在地以外の市町村でSEO対策を行うことも可能です。
例)長崎市以外にも、諫早市、大村市、西海市、佐世保市、雲仙市などの事例があることで「地域名+リフォーム」などの検索で上位表示しやすくなる。
お客様の声は多ければ多いほど、具体的で細かいほど良い
お客様の声はリフォーム会社に限ったことではありませんが、見込み客が必ず参考にする重要なページです。
いくら企業側がいいことを書いていても、ユーザーにとっては「で、実際のところどうなの?」という想いがあります。
そこで客観的なお客様の声を参考にするのです。
どういったリフォームの内容で、どういう作業をどんなスタッフがやってくれたのか?
そして、何が良くてどんな感想を持っているのか?
見込み客は自分の依頼したいリフォーム内容に近い声を探して、自分に当てはめて想像しながら読んでいます。
ですから、お客様の声は多ければ多いほどいいですし、内容もできれば細かく具体的に書いてあることが望ましいです。
可能であれば、お客様の顔出し、リフォームのビフォーアフターがあればよりベストですね。
作業工程の流れは打ち合わせから引き渡しまで丁寧に具体的に書く
リフォームを依頼するのが初めてというお客様も少なくありません。
ですので、お客様としては、
「打ち合わせってちゃんとやってくれるのかな?何回くらいやるのかな?」
「費用はどのタイミングで支払えばいいの?カード?銀行振込?」
「引き渡しって立ち合いでやるのかな?」
などなど、リフォーム会社にとっては当たり前のことでも、お客様にとっては全てが初体験で疑問だらけなのです。
ですが、リフォーム会社の中には口頭で打ち合わせの時に伝えればいいと思っているのか、ホームページに細かく手順については記載がないリフォーム会社も少なくありません。
ホームページには時系列的に打ち合わせから、工事開始、作業の流れや途中経過、引き渡し、アフターフォローまで丁寧に具体的に記載しておきましょう。
そうすることで、見込み客の不安を取り除き、リフォーム会社への安心感と信頼感に繋げることができます。
スタッフ紹介~人を売る商売に顔写真は必須
お客様はリフォームを依頼する前は、
「話をあまり聞いてくれない人だったらどうしよう・・・」
「担当者って実際に施工する人なの?それとも別の人なの?
など実際にどんなスタッフが担当してくれるのか気になるものです。
リフォーム会社に限らず、「対人」の業種は全て「人柄や対応」をチェックされますので、必ずホームページには代表やスタッフの紹介ページは必須です。
人を売る商売で顔が見えないホームページなどあり得ません。
自分の大事な家のことを任せる人がどんな人なのか?を気にするのは当然のこと。
大手ならまだしも、中小のリフォーム業者で「人感」が出せていないホームページに問い合わせは来ません
リフォーム会社のブログ記事によるSEO対策
リフォーム会社に必要なページを作成したからといってホームページは完成ではありません。
どんなに素晴らしい内容のホームページも見込み客に見てもらえないと何の意味もありませんよね。
ですので、見込み客に有益な情報を日々発信しながら、ホームページを更新して、様々なキーワードで上位表示を目指していく必要があります。
つまりはホームページ集客にはSEO対策が必要です。
「今すぐ客」だけではなく「そのうち客」にもアプローチする
キーワードには主に「購入検索」と「情報検索」と呼ばれるものがあります。
「購入検索」とは、
「長崎市+リフォーム+お風呂」
のように地域名+業種名など「購入や問い合わせを前提にしたユーザーが調べるキーワード」を指します。
こういうキーワードで流入するアクセスは売上に直結する美味しいキーワードです。
ですので、こういったキーワードでの上位表示を狙っていくのですが、当然ながら他の競合も狙っていますので激戦キーワードでもあります。
一方、「情報検索」とは、
「洗面台 壁 隙間」
「バリアフリー 失敗例」
「段差 解消 DIY」
「キッチン 高さ 変えたい」
など、いずれはリフォーム会社に依頼するかもしれないけど、今すぐ客ではない見込み客が検索するキーワードです。
売上に今すぐ直結するキーワードではありませんが、検索されるキーワードのうちの多くは、この「情報検索」です。
今すぐ客に比べると優先順位は落ちますが、長い目で見るとこの見込み客に対してアプローチをしていくことがSEO対策では重要なポイントです。
購入検索よりも情報検索の方が圧倒的に検索される回数も多いため、上位表示をすることでサイト全体のアクセスアップに寄与します。
結果的にサイト全体の評価が上がり、狙っていたキーワードでも上位表示されることになりますので、コツコツを見込み客に役立つ有益な情報を発信していきましょう。
まとめ~お客様にとって安心感と信頼感を与えるホームページを制作しよう
リフォーム業者がホームページで問い合わせを増やすために必要なのは、
お客様に選ばれる明確な理由
お客様が問い合わせに至るまでに不安を取り除くコンテンツ
そして、
狙ったキーワードで上位表示するためのSEO対策
が集客には欠かせません。
リフォーム業はライバル会社も多く競争が激しい業界です。
ユーザーにとっても、日常的に利用するサービスではありませんので、実態がよくわからない業界でもあります。
ですから、リフォーム会社が他社に勝って生き残るためには、顧客に選ばれる理由が必要になります。
ぜひ、他社と違う自社の強みを活かしてお客様にとって安心感と信頼感を与えるホームページを制作してみてください。
お電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。