「飲食店にホームページっている?いらない?」
「食べログやぐるなび、ホットペッパーがあるからホームページは不要なのでは?」
そういう疑問を持つ飲食店経営者の方も少なくないかと思います。
結論から言えば、
「他の業種に比べて飲食店はホームページの必要性は低い」
と個人的には考えています。
ただ、「あり」「なし」の2択なら「あり」です。
ホームページを持つ必要性や集客に繋がるメリットは当然ありますから、ないよりはある方がいいです。
目次
飲食店にホームページが不要な5つの理由とは?
飲食店は他の業種に比べてホームページの必要性は低いです。
その理由としては、
- 単価が低い
- 緊急性が薄い
- 悩みの深さが浅い
- SEOが難しい
- ポータルサイトの充実
が挙げられます。
飲食店の場合、単価も安く緊急性も低く、悩みの深さも浅いためユーザーも事細かな情報をさほど求めていません。
ですので、食べログやホットペッパー、ぐるなびなどのポータルサイトで十分、事足ります。
また、SEO対策という面でも、飲食店は上記に挙げたポータル系のサイトが上位を占めています。
そのため、SEOからの集客という点でもホームページの良さを活かしづらい業種ではあります。
以上の点を考えると、ホームページ制作会社にお金を払ってまで、ホームページを作成する必要性があるのか?
と考えても不思議ではないですよね。
飲食店がホームページを持つ5つの必要性、メリット
確かに飲食店は他の業種に比べるとホームページの必要性は低いです。
とはいえ、ホームページを持つ必要性がないかといえば、そんなことはありません。
飲食店がホームページを持つメリットはたくさんあります。
ここでは飲食店がホームページを持つ5つの必要性について解説していきます。
1、お店の信頼度アップの効果
飲食店のホームページはユーザーから見たお店のへ信頼度の向上に役立ちます。
中でも「高級飲食店」など、単価の高い飲食店に関してはホームページは必要です。
なぜなら、単価が低い飲食店に来店するのとは違って、お店選びを失敗するリスクが高くなるからです。
その場合、食べログやホットペッパーなどのポータルサイトだけでは情報に限界がありますから、より詳細の情報を求めてホームページを閲覧する可能性が高くなります。
その時に、ホームページを持っていないことは機会損失に繋がりますよね。
また、シンプルに「ホームページがある=お店や会社への安心感(ちゃんとしたお店)」という印象を与えることもできます。
高級店ではあればホームページでブランディングにも役立ちます。
他にも多店舗展開している飲食店も信頼感、安心感という意味ではホームページを持っていることが好ましいでしょう。
2、よりお店の魅力や詳細を伝えることができる
ホームページを持つことで見込み客に、より自店の魅力やお店の詳細情報を伝えることが可能になります。
食べログやホットペッパー、ぐるなびなどは情報量に限界がありますよね。
また、他のお店との差別化と言う点でも違いを出しづらいというデメリットもあります。
例えば、あなたがお仕事の接待など大事な人との食事ができる飲食店を探しているとします。
その時にお店を選ぶ際に、食べログやホットペッパーだけの情報では心細くないですか?
外観だけでなく、店内の雰囲気や席の広さ、スタッフにはどんな人がいるのか?
料理の見栄えや接客面など、お店選びに失敗したくないという願望が強いほど、より詳細の情報を欲しがります。
その際にホームページがあるお店と、ないお店では雲泥の差ですよね。
自店のこだわりをホームページであれば、画像や動画など使ってより魅力を伝えることが可能です。
競合店の中から自分のお店を選んでもらうためにホームページは効果を発揮します。
3、スタッフの採用への効果
個人が営む飲食店はあまり当てはまらないですが、多店舗展開している飲食店であれば、スタッフの採用にもホームページは役に立ちます。
アルバイトや正社員の多くは求人誌からの応募が大半です。
ですが、一定数はホームページから募集もあります。
また、求人誌で自店や会社を知った場合でも、ホームページを見てから応募するかどうかを判別すると言うケースも多々ありますよね。
そして、ホームページをしっかり読み込んでから応募してくる申込者の方が真面目で仕事に熱心な方が多いとも聞きます。
私の会社のように小規模の会社ですら、年に何度か採用ページからの応募があるくらいですから、飲食店を複数構えるお店ならなおさらホームページの採用効果は大きいはずです。
求人誌への広告費用のカットにもなりますし、メリットしかないですね。
4、SNSからの流入先としての役割
今、飲食店の認知を広げるのにインスタやTwitterなどのSNSは必須の集客ツールです。
ですが、実際にSNSを見て自店を認知したユーザーが、そのまま来店に繋がるか?といえばそうではありません。
SNSを見て興味を持ってくれたユーザーは、プロフィールのリンク先、もしくはGoogleでお店の名前を検索します。
その時にお店を選ぶ判断基準として見るのがホームページ、もしくは食べログやホットペッパーなどのポータルサイトです。
よく飲食店のSNSを見ると、アクセスを流す導線をポータルサイトにしている方が多いですが、これはすごく勿体ないですね。
折角、ユーザーがSNSで興味を持ってくれたのであれば、より自店の魅力を伝えることができるホームページの方がよりお客さまに選ばれる確率は高くなります。
5、MEO対策(Googleマップで上位表示するための対策)への効果
「長崎市+ラーメン」
「長崎市+居酒屋」
など、地域名+業種名で検索されることをローカル検索といいます。
そして、このローカル検索をされた時にGoogleマップと一緒にお店が3店舗表示されるのですが、これを「MEO対策(ローカルSEO対策)」といいます。
視認性高いためクリックされやすく、そもそも「地域名+業種名」で検索するユーザーは来店意欲が高いユーザーです。
そのため、売上に直結するアクセスなのです。
特に「地域名+業種」で検索されることが多い飲食店にとっては、Googleマップに表示されるかされないかは売上に大きく影響します。
そして、このMEO対策にはGoogleマイビジネスや口コミレビューの評価が大きく関わっているのですが、同時にホームページの内容(関連性)やSEOの順位も影響しています。
そのため、自店のホームページを持つことはMEO対策にも一役買っているのです。
また、Googleマップで飲食店を確認したユーザーの一定数は「ウェイブサイト」という項目をクリックします。
その先がホームページなのか、もしくは食べログなどのポータル系サイトなのかという点で、より詳細の情報やビジュアルで差別化できるホームページの方がより集客効果を発揮します。
ホームページ制作の費用面がネットの場合は、ペライチなどで代用するのもアリ
「ホームページを持ちたいのは山々だけど、費用がちょっと・・・」
という飲食店の方も多いかと思います。
その場合は、ペライチなど誰でも簡単にホームページ(正確にはWEBページ)で代用するのもアリです。
ペライチであれば、無料もしくは有料でも月額1.980円程度で簡易的なホームページを持つことが可能です。
名刺やパンフレット代わりでもいいから、ホームページを持っておきたいという方にはおすすめのサービスです。
ただし、他店の差別化という点では弱いので、本格的にお客様に選ばれるためのホームページを制作したい場合は業種にお願いする方がいいでしょう。
まとめ~目的によってホームページが必要か不要かを判断する
冒頭でも述べたように、飲食店は他の業種に比べてホームページの必要性は低いです。
費用をできるだけかけたくない、食べログやホットペッパーで十分。
そういった飲食店はホームページがなくてもいいと思います。
ホームページがなくても集客はできますし、人気店になっている飲食店も多数あります。
ですが、単価の高い高級店や多店舗展開するチェーン型の飲食店は必須。
さらに、SNSからの流入やGoogleマップからの流入した先で、他の飲食店と差別化を図りたいのであれば、ホームページは持つ必要性はあります。
各店の目的に併せてホームページが必要か不要かを検討してみるといいかと思います。
お電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。