これから起業する方でセールスになると、
「子育てママさんはお金がかかるから・・・」
「専業主婦で自由に使えるお金がないだろうから・・・」
「あの人はパートでお給料少ないだろうから・・・」
そうやって勝手に何かしら理由をつけてセールスをしない人は少なくありません。
これは本人は気づいていないかもしれませんが、セールスに対するマインドブロックがかかっている状態。
このままでは折角、目の前に座って自分の商品に価値を感じてくれているお客様をみすみす他人に渡すことになってしまいます。
目次
売れるメリットより、売れたことによるデメリットを考えている
まず、大前提として、
「相場の2倍、3倍、価値ある商品を作る」
ということを起業家の方へ伝えています。
同業者よりも明らかに自分の商品の方がお客様が成果を出すために価値のある商品を作る。
自信を持って、自分の商品サービスを利用することが、目の前のお客様の悩みを解決して明るい未来へ連れていける。
そう思える商品を作ることができれば、熱意を持ってお客様にセールスができるはずです。
でも、それでも冒頭で書いたようにセールスを躊躇してしまうのであれば、それはマインドブロックがかかっている状態だと思います。
なぜ、セールスを躊躇するのか?
それは、
「売れるメリットより、売れたことによるデメリット」
を無意識に考えてしまっているのかもしれません。
例えば、
「本当にこの人の期待に応えることができるのだろうか」
「もし、うまくいかなかったらクレームになったりしないかな」
そうすると、
「この人は子育て中で経済的にも大変だろうからセールスはやめておこう」
「専業主婦が月に○○円も払えるはずがないからセールスしても無駄だ」
といった思考になってしまいます。
他人の財布の中身を勝手に決めるな
実は僕自身もコンサルを始めた当初、まさに、こういうセールスが苦手でマインドブロックがかかった状態でした。
というのも、20代の時に宝石販売の営業を数か月間やっていたことがあるのですが、その宝石というのが二束三文の宝石で、営業する度に、
「こんなもの売っていいのか?」
という気持ちが常にありました。
これは実際に商品自体が価格に見合わないものだったので、そうなってしまっても無理はないのですが、それから人にセールスすることが苦手になっていたのです。
なので、本来は売れた方がいいのに、売ってしまうと、
「忙しくなって家族との時間なくなるのが嫌だな」
「この人はあまり自分と価値観合わなそうだから売るの辞めた方がいい」
そういうもっともらしい理由をつけて折角、目の前に座っているお客様にセールスをしない時期が長く続きました。
ただ、そういう状態が続くと当然、売上が上がらないわけです。
どうしたものかと思った時に、とある大先輩の経営者の方から、
「他人の財布の中身を勝手に決めるな」
と指摘して頂いたのです。
そこで、僕自身、自分で自分にブロックがかかっていたのではないか?と気づくことができ、
「とにかく自分の商品に興味を持って目の前に座っている方には、結果はどうあれしっかりとセールスをやりきろう」
そう思ってからは、今までと違って、面白いように商品が売れるようになっていきました。
ですので、今までも商品が悪かったわけでも、セールスのやり方が間違っていたわけでもなく、
「自分が無意識で売りたくない理由を探していただけ」
だったのです。
まとめ~
これから起業する方とよくお話をさせて頂く機会があるのですが、
「ひとりビジネスは安売りしちゃダメですよ。ちゃんと相場より価値のある商品を作ってそれに見合う値段をとるべきです」
とお伝えしても、
「そんな高い商品買う人いるんですか?」
「自信がないので最初は安く売ってもいいですか?」
とかなり多くの方に言われます。
もちろん、最初はモニター価格ということで、実績作りや自分自身の商品をブラッシュアップするために安く売るのは構いません。
ただ、自分の自身の無さからいつまでも安売りをしていると自分で自分の首を絞めるだけです。
そうではなく、本当にお客様の悩みを解決して明るい未来へ連れていくための価値ある商品を作れば、その価値をちゃんと感じてくれる方にしっかりとお金をとって売るべきです。
じゃないとそれはビジネスではなくボランティアになってしまう。
そして、頂いた報酬を使ってよりクライアントが成果を出せるように自己投資して研鑽を摘む。
そうすることで自分もお客様も豊かになっていくために、しっかりと価値ある商品を作って、相応の価格を頂く必要があります。
もし、自分自身で
「セールスが苦手だな」
と思っている方は、自分の商品が価値あるものかどうか?
そして、価値がある商品にも関わらず、セールスを躊躇しているかも?と思うのであれば、自分自身でブロックをかけていないか省みてください。
売らないことよりも売ることのメリットをしっかりとご自身で認識すれば、セールスが苦手なブロックは外れます。
あとは、自分の商品やサービスでお客様が喜ぶ姿を見る経験を積んでいけばもっといいセールスが自然とできるはずです。