「ホームページを作ったけど、全然集客に繋がらない」
そんな行政書士の方も多いのではないでしょうか。
それもそのはずで多くの行政書士の方はホームページの作り方を間違っているケースが多々見られます。
そもそも、行政書士は税理士や弁護士とはホームページの作り方が少し異なるのです。
では、行政書士はどういうホームページを作って集客すればいいのか?
この記事では行政書士の効果的なホームページ集客の5つのポイントをご紹介します。
目次
行政書士のホームページが失敗する理由とは?「コーポレート型」と「特化型」を分けて考える
行政書士の業務は他の士業と比較しても非常に範囲が広いです。
パッと上げるだけでも、
- 各種許認可の申請
- 遺言書や遺産分割協議書の作成
- 離婚協議書の作成
- 自賠責保険請求手続き
などなど。
業務範囲の広さは、他士業とは比較にならないほど多岐に渡ります。
ですが、一般の人で行政書士の業務を全て把握している人など極稀なケースです。
多くの人は行政書士が何をできるのか?を知りません。
ですので、弁護士や税理士のように職業名で業務のイメージが湧くような士業と同じようなホームページで仕事を取るのは難しいのです。
にも関わらず行政書士のホームページの多くは、事務所案内、業務案内だけのホームページになっていることが多いのです。
これが行政書士がホームページで集客がうまくいかない理由なのです。
ですので、行政書士がホームページを制作する際に気を付けるポイントは、
「具体的に誰のために何ができるのかを明確に打ち出す」
ことが必要となります。
行政書士として出来る業務を全て並べるだけでは集客できません。
また、全ての業務の情報をホームページに網羅するのもかなり大変な作業になります。
会社や業務案内をする「コーポレート型」のホームページではなく、「特化型」のホームページ方が集客できるのです。
行政書士のホームページに必要なのは「ターゲット設定」と「専門性」
行政書士のホームページに必要なのは、
「誰に何をできるのかを明確にすること」
つまり、
「ターゲット設定」と「専門性」
を決める必要があります。
ですので、行政書士のホームページは「その業務に特化したホームページを制作するのです。
例えば、
「建設業の許可書や経営事項審査に特化した○○行政書士事務所」
「相続や遺言書作成に力を入れている○○行政書士事務所」
「飲食店の開業手続きなら○○行政事務所にお任せ」
といった感じで「誰の何の困りごとを解決する専門家なのか」を明確にしましょう。
行政書士がホームページで集客するための5つのポイント
行政書士の先生がホームページでライバルに勝ちネット集客するためのポイントを、5つ解説していきます。
ポイント1、取り扱う業務を絞る
行政書士の多岐に渡る業務の中でもネットで検索されやすい業務とされにくい業務があります。
当然ながらネットで検索されやすい業務を狙って集客できれば売上は安定しますよね。
具体的にネットで検索されやすい行政書士の業務だと、例えば「許認可系の業務」が挙げられます。
検索する側も自分の問題点が明確なので、後は誰に依頼すればいいのか検討しているだけの状態です。
これらのアクセスを集めることができれば売上にも直結しやすくなります。
ポイント2、ライバルリサーチ
取り扱う業務を決めてもライバルが多い、強いと選ばれるのは厳しくなりますよね。
ですから、必ず事前にご自身の商圏のライバルをリサーチしましょう。
その中でご自身が「勝てる」業務を選ぶといいでしょう。
ポイント3、キーワード選定
ライバルリサーチも終わり業務が決まれば、実際にどのキーワードでSEOを狙っていくかを決めていきます。
最もオーソドックスなキーワードだと、
「飲食店営業許可+長崎市」
のような「業務名」と「地域名」など場所を組みわせるキーワードでしょう。
ただし、誰でも思いつくようなキーワードは他の行政書士も狙っていますので競合しやすいです。
ですので、実際にお客さんは何というキーワードで検索しているのか?
これを知ることがすごく重要になります。
そのためにはアクセス解析は当然ですが、実際にお客さんに聞いてみることも有効な手段となります。
そして、狙うキーワードに関してはホームページのタイトルはもちろんですが、記事や文中でも出現頻度を増やしてSEOを対策していきます。
ポイント4、Googleマイビジネスの設定
「長崎市+行政書士」のように「地域名+業種名」で検索するとGoogleマップと一緒に3つの行政書士事務所が表示されますよね。
これをMEO対策(ローカルSEO)と言います。
SEOよりも上に表示される上に視認性が高いためクリック率も高いのが特徴的です。
また、そもそも「地域名+業種名」で検索するユーザーは購入意欲が高いユーザーですので、アクセスが売上に直結しやすいため美味しいキーワードです。
業務内容で検索したユーザーは、行政書士がその業務を取り扱えることがわかった場合、次に「長崎市 行政書士」のように自分の地域で行政書士を探す行動をとりやすいです。
ですので、その時にGoogleマップで自事務所が表示されるかどうかは集客に大きく影響します。
MEO対策で最初にやるべきは「Googleマイビジネスの設定」です。
まだ、Googleマイビジネスを設定していない行政書士事務所は必ず登録しておきましょう。
ポイント5、選ばれる理由を記載する
最終的にはネット検索をしてWEB広告経由にしろ、SEOやGoogleマップ経由にしろ、行き着くところはホームページです。
このホームページがお客様に選ばれる理由がなければ、他の行政書士事務所にお客様は流れていきます。
ですので、ホームページを制作する際には、
業務を依頼する必要性
業務依頼をするお客様にとってのメリット
「人感」を出す(顔写真やプロフィールなど)
他の行政書士事務所と自事務所の違い
過去に行った業務の事例や実例(※可能であればお客様の声)
問い合わせや相談しやすいフォームの設置
などが重要になります。
特に一般の方からみると行政書士など士業の方に問い合わせをするのはかなりハードルが高いです。
そのため、「どんな行政書士が担当してくれるのか」を出すことは非常に重要なポイントになります。
また、問い合わせも電話だけでなく、メールやLINEでの相談も可能など、いかに相談へのハードルを下げるかも大切なポイントとなります。
ブログやSNSでの情報発信も認知を広げる上では有効
ホームページ以外にもフェイスブックやTwitterなどのSNSやYouTube、またブログなどで常日頃から情報発信することもネット集客に有効です。
有益な情報発信を日々行うことで、自分自身の認知拡大や信頼関係の構築に役立ちます。
それが、いつか「そういえば行政書士はあの人がいたな」と思い出してもらい、問い合わせを頂く事もあるでしょう。
そういう地道な活動も売上を上げるためには必要です。
特にFacebookなどは事業主の属性の方も多いですし、やってみるといいでしょう。
まとめ~ホームページは士業の方には必須の集客ツール
行政書士の3年廃業率が7割と言われる競合が多い分野のビジネスです。
だからこそ、オフラインの集客以外にもネット集客は必須です。
その中でもホームページは士業の方には必須の集客ツールです。
何か問題や悩みを解決したいと思った場合、必ずホームページを見て比較検討する見込み客は一定数いらっしゃいます。
そこで、いかに行政書士として
「誰の何を解決できる専門家なのか」
さらに、
「自分に業務依頼することでどんなメリットや違いがあるのか」
という点を訴求していくことが重要になります。
今あるホームページを見直すことで、これまで以上のさらなる行政書士としての集客にお役立てください。
お電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。