「クーポンやチラシも配って、ホットペッパーにも載せているのになかなかお客さんが増えない・・・」
そんなネイルサロンのオーナーさんからのWEB集客のご相談が増えています。
ネイルサロンは設備投資も少なく女性の方でも開業しやすい反面、競合も多く新規顧客の獲得が難しくなっています。
実際にネイルサロンを開業しても1年で廃業になるお店が6割以上、3年以上続くサロンは全体の1割程度だそうです。
そんな厳しい状況の中で、ネイルサロンがどうやってWEBから新規のお客様を集客するのか?
この記事ではネイルサロンがお客様に選ばれ生き残るためのWEB集客方法について紹介していきます。
目次
あなたのネイルサロンが集客できない理由は「違い」が見えないから
まず、WEB集客をやる前に1つ大前提としてお話をしておきたいのは、お客様には
価格やスキルで勝負するのではなく、お店やあなた自身の価値で選んでもらう
ということを意識して頂きたいということです。
どのネイルサロンもホットペッパーなどに掲載していますが、お客様から見るとお店が多くて何を基準に選んでいいのかわかりづらいものです。
結局、どのお店を選んでいいのかわからないと、価格の安いお店や自宅や職場から近いサロンを選びがち。
ですが、価格の安さだけで最初は選ばれてもリピーターにはなかなかなって頂けないのが現状です。
結局はあなたのお店、またはアナタ自身に価値を感じてもらうことができなければいけません。
そのためには、他のサロンとの違いを打ち出すこと。
そして、1度来て頂いたお客様にあなたのサロンやアナタ自身のファンになってもらえるように努める必要があります。
では、どうすればお客様に選ばれるネイルサロンになるのか?
実際に事例を元に解説してみます。
「何を買うか」ではなく、「誰から買うか」
Aさんは自宅近くにもネイルサロンがあるにも関わらず、車で30分以上のサロンに通っています。
決して、そのネイルサロンは価格が安いわけではありません。
むしろ、もっと近い場所に安くやってもらえるネイルサロンは存在します。
では、Aさんはなぜ、わざわざ近くの安いネイルサロンではなく、遠いサロンまで車で行くのか?
それは、
「この人にお願いしたい」
と思うネイリストさんがいるからです。
そのネイリストさんは技術があるのはもちろんなのですが、すごく丁寧に施術をしてくれる。
そして、人と人として接してくれるのだそうです。
例えば、ネイルのことだけではなく、爪を見てその時の健康状態についてお話をしてくれたり、Aさんの肌の色に合わせておすすめのネイルをその都度、提案してくれたり。
お客さんとしてではなく、1人の人間として大切にされている。
そんな気持ちになるそうです。
つまりは、
「何を買うかではなく、誰から買うか」
の時代にあったサロン独自のこだわりをもっているからこそ、お客様に選ばれ続けているのでしょう。
正直、お客さんは価格やスキルの高い低いだけではリピートし続けません。
あなたのお店やあなた自身が選ばれる理由を考えていくことがまずはスタートになります。
ネイルサロンにおすすめのWEB集客方法3選
ここからは具体的にどういう集客媒体を使ってネイルサロンがお客様に来店して頂くのか。
おすすめのネット集客方法を3つご紹介します。
どれも今日からでもお金をかけずにできる集客方法ですから、実践してみてください。
ネット集客1:インスタグラム
多くのネイルサロンが既にやられているかと思いますが、1つ目に挙げるのは「インスタグラム」です。
- インスタグラムをおすすめする理由としては、
- ヴィジュアルで訴求しやすい
- ユーザー層がターゲット層の一致
- 人柄を出しやすい
- 動画で訴求できる
など、一言で言えばインスタとネイルサロンは非常に相性がいい業種であるという点です。
実際にネイルサロンでインスタ集客できている事例は数多くあります。
例えば、集客できているネイルサロンのアカウントをみると、
- 自宅でできるセルフネイル術
- 季節ごとのネイルデザイン
- オフからオンまでの過程や完成したネイルの動画
- お客様のネイル+ハッシュタグの投稿
- LINE予約や現在の予約状況、料金などをハイライトで掲載
- ターゲットにあった豊富なネイルデザイン例
- 動画を使って写真とは違う角度からデザインを見せる
などなど、お客様目線に立った投稿など工夫をしています。
サロンによってビジュアルを重視している店舗もあれば、お客さんのコミュニケーションや導線づくりが上手い店舗などそれぞれ特徴があります。
ご自身に合ったアカウントを参考にしてアカウントを育てていくといいでしょう。
ネット集客2、MEO対策(Googleマイビジネス)
ネイルサロンを始めとして、飲食店や治療院など店舗型のビジネスで欠かせないWEB集客の1つに「MEO対策」があります。
MEO対策とは、「長崎市+ネイルサロン+おすすめ」など場所に関する検索をした際に表示されるGoogleマップと3つのお店が表示されることを指します。
SEOの上位表示サイトよりも上に表示される上に、視認性が高くクリック率が高いのが特徴的です。
また、「地域名+業種名」で検索するユーザーは来店や問い合わせを前提で調べているユーザー層ですので、アクセス=来店に結びつきやすいのが最大のメリットです。
さらに、整体院や飲食店に比べると、ネイルサロンは比較的、ライバルのサロンが対策をしていないことが多いです(特に長崎のような地方は・・・)。
まだ、MEO対策について何も施策をしていないというサロンのオーナーさんは、Googleマイビジネスから設定してみるといいでしょう。
ネット集客3、ホームページorブログ
ホームページやブログもネイルサロンがお客様に選ばれるために有効なツールの1つです。
ホームページやブログの代わりにホットペッパーで代用している店舗も多いですが、あらゆる面で自前のサイトを持っておく事は重要です。
より詳細の情報が知りたいお客様はホームページやブログをチェックします。
その時に他店との違いをより明確に伝えるためにはポータルサイトではやや役不足感は否めないです。
また、ホームページやブログを持っていることでお店や個人のブランディングにも役に立ちます。
お店のこと、そして自分自身のことを知ってもらうことでHPやブログを通した信頼構築が可能です。
その他にもお客様の声や毎月の新作ネイルのサンプルなどを載せるのもいいですね。
あとは、当然ながら記事を積み上げていくことでSEO対策(Googleやヤフーの検索エンジンからアクセスを集める)効果もありますし、上記で紹介したMEO対策にもホームページは有効です。
まとめ~自分の得意なメインの集客方法を1つ見つける
ネイルサロンは最近、多くのお店がオープンして新規のお客様の取り合いになっている地域も多いです。
今回、紹介したWEB集客以外にも、チラシやポータルサイト、DM、フライヤーなどネイルサロンの集客方法は様々です。
個人で経営されている方は本業で時間も限られるため、全てを取り入れるというのは難しいかと思います。
ですので、まずはご自身が試していける施策からやってみて、その中で自分の得意なメインの集客方法を1つ見つけることいいでしょう。
この記事がネイルサロンのオーナーさんの参考になれば幸いです。
お電話やメールでのお問い合わせも大歓迎です。