自社のホームページを持ってみたい!そう思った時に「費用」は気になるところですよね。
実際、WEB制作会社とは相場があってないようなもので、どれくらいの価格が適当なのか判別するのはその業界以外の人には難しいところがあります。
また、ホームページを作成する内容によっても0が一桁も二桁も変わってくるので余計に費用相場が掴みづらいんですよね。
正直、私自身も作りたいホームページの内容や目的を聞かないことには何とも言えないところではあります。
とはいえ、長崎のホームページ制作会社や自分自身の料金体系などを客観的に判断してお伝えできればと思います。
目次
長崎で一般的なホームページを作成した時の費用相場は「30万程度」
まず、最初に大前提としてホームページ制作が「地方だから安い」ということはありません。
東京より長崎だから費用の相場が安いわけではないのです。
その理由としては「店舗型のビジネスではないため」ですね。
当社もそうですが、WEB制作会社の大半は全国対応ですので、東京の業者も長崎の業者も価格はさほど変わりません。違いがあるとすれば、何かあったときに直接、訪問できるかどうかといったことくらいではないでしょうか。
それを頭に入れて頂いた上で、ホントにざっくりですが、仮にこんな感じのサイトで10ページ程度のホームページを制作した場合、
https://office-yokohama.jimdofree.com/
だいたい制作費は30万円程度が相場だと思ってもらって間違いないかと思います。
ちなみに、例えば僕が主催する長崎カフェ会の公式サイト、
これなんかも制作費を頂くとすれば30万程度ですね(※ページ数は変わってきますが)。
こういった感じで、
- TOPページ
- スマホ対応
- SSL化
- 問い合わせフォーム
- 会社概要やプライバシーポリシー
- 申し込みの流れなど個別の記事(5P程度)
これくらいの内容で30万程度。
その他に別途、記事数や内容によっては金額が変わってきます。
あとは、管理費が月額かかってくる感じですね。
ただ、これはあくまで一般的なホームページの例ということですが、「一般的」というのもホームページを作成する業者によって捉え方はまちまちですので、何とも言えないところではあります。
ホームページ制作費用0円の業者ってどうなの?
長崎に関わらずですが、ホームページ制作費用を0円で受注する業者も数多くあります。
と思いますよね。
結論から言えば、最終的には制作費をとる業者とかかる費用は変わらない、もしくは割高になることも十分あり得ます。
ホームページの作成が0円の業者のビジネスモデルとしては、2つパターンがあって、
- 月額の管理費が高い
- 画像や記事の更新など、何かと別料金がかかる
この2つのどちらかに該当することがほとんどです。
月額管理費が高い場合は継続すればするほど費用は高くなります。
そして、注意すべきは後者の画像追加や記事更新ごとにオプションで費用がかかるパターンです。
この場合、ホームページを作成後に全く何もしない(名刺代わりのようなHP)であれば割安なのですが、修正や変更など更新していく場合は割高になることが多いので注意が必要です。
ホームページの種類ごとの費用の相場
WEBページ(ランディングページ)などペラサイトの場合「5万程度」
個人事業主の方などで、なおかつ記事の更新などをあまり考えていない(もしくはアメブロなどで別途ブログをやっている)方の場合、WEBページをホームページ代わりにしている方もいます。
具体的には、こういった感じで、
https://peraichi.com/landing_pages/view/jewnelist6
TOPページのみで商品やサービスの訴求を行う1枚モノのWEBサイトの形です(要はLP(ランディングページ)です)。
具体的なサービス名としては「ペライチ」「jimdo」「Wix」「クーペ」などがあります。
すごく簡単に作成できるのでご自身でも作成可能ですし、依頼した場合でも5万円程度で制作してくれる業者が多いと思います(LPの内容によりけりですが)。
ちょっと詳しい人であれば、専門の業者ではなくても個人的にお小遣い程度でやってくれる人も探せばいると思いますよ(大学生とかなら1~2万でもやってくれそう^^)。
一般的なホームページ(10ページ程度、テンプレート使用)で「30万程度」
最初にこの記事の中で紹介したような一般的なホームページ(コーポレートサイトも含めて)の場合、費用相場は30万円程度です。
フリーランスの方に依頼する場合であれば、もっと安い金額で依頼することも可能です。
その場合、10万~15万円程度でも見つかると思います(※ただし、デメリットもあるので注意。この後に書いています)。
一般的にはワードプレスやHTMLサイトなどにテンプレートを使用して制作することが多いです。
テンプレートと聞くとたまに「じゃあ、他の会社と一緒のHPになるんだ」と考える事業主の方も多いですが、そうではありません。
テンプレートの種類も数え切れないほどの種類がありますし、土台のテンプレートは同じでもデザインも内容も1社1社違ってものになるため、オリジナルとほぼ同じです。
オリジナルサイト(機能含めて)は「30万~」
何を持ってオリジナルサイトというかは解釈が違いますが、ここではテンプレートを使わないホームページという解釈でお話しています。
当社もそうですが、土台にはテンプレートを使用して、中身やデザインはオリジナルで1社1社違うものになります。
ですが、オリジナルのホームページの場合、テンプレートを使用せずエンジニアやデザイナーが0から作り上げるサイトというイメージです。
そのため、カスタマイズや機能面は自由度が高くなりますが、工程や時間が増えるのでその分、基本的には費用は高くなります。
何となく「どうせ作るならオリジナルがいいよ」と考える経営者の方もいらっしゃいますが、本当に貴社の商品やサービスにとってオリジナルの機能が必要かどうかは良く考えてみるべきです。
テンプレートだから集客ができなくて、オリジナルなら出来るというわけではありません。
デザインや機能の違いですから(それすら変わらないこともある)、何か特別なこだわる理由がなければ費用だけ高くなるわりには、後々考えると別に意味はなかったということはよくある話です。
その辺りも含めて作成する前に担当者とよく相談して決めてるようにするといいでしょう。
ECサイト(ネットショッピングできるサイト)は「100万~」
ECサイトとは簡単に説明すると「ネットショッピング」を行うホームページのことです。
そのため、ショッピングカートや決済サービスシステム、受注管理機能、高度なセキュリティなどが必要になります。
当然ながら一般的なホームページとは技術や工程が変わってきますから、料金も跳ね上がります。
一般的には最低でも100万円~は超えると思っていいと思います。
どのホームページ制作会社でも出来るわけでないので、事前に問い合わせて聞いておく方がいいでしょう。
オウンドメディアなど運営まで含めると「1000万~」
オウンドメディアとは自社が所有するメディアという意味ですから、広く捉えるとツイッターやインスタなどのSNSもオウンドメディアと言えます。
ですが、私たちがオウンドメディアという時には一般的に自社が運営する「ウェブマガジン」(ECサイト含めて)のことを指していることが多いです。
例えば、こちらはお酒の販売を行う会社が制作しているオウンドメディアです。
https://www.nomooo.jp/
お酒の種類や飲み方、またお酒に合うグルメ情報などを伝えることでお酒をもっと楽しんでもらうと言うメディアサイトですね。
また、当社が運営している「ジモハック長崎」という長崎の魅力を情報発信していくメディサイトも、
ローカルメディアという地域の情報を発信するサイトで、これもオウンドメディアの一種です。
最近では広告のクリック率の低下や将来的には広告がブロックされつつあるという傾向を踏まえて、1度作成してしまえば広告費もかからずブラディングや顧客ロイヤリティを高められるオウンドメディアを作成する企業は増えています。
ただし、箱を作るだけではあまり意味がなく、どういった記事を日々更新していくか、またSEO対策やライティングなどのスキルも必要となります。
ですので、多くの企業ではオウンドメディアを立ち上げるだけではなく、その後の記事の書き方やブランディング、SEO対策など運用面までオールインワンでコンサルすることが多いです。
そうなると、かなりの時間と労力がかかりますので、価格は当然跳ね上がります。
仮に当社が引き受ける場合は、私の使える時間のかなり多くをオウンドメディアのみに割くことになりますので、極端な話、年商分くらいの報酬を頂かないと割に合わない、という話になるのです。
あまり個人や中小企業などの事業主の方でオウンドメディアを運用したいという方は少ないですが、作成して運用までお任せした場合はかなりの費用がかかることは知っておいて損はないでしょう。
ホームページ制作会社とフリーランス、どっちに作成依頼するのがお得なの?
ホームページを作成する際に誰かに依頼する場合、大きく分けると「ホームページ制作会社など業者」もしくは「個人、フリーランス」に依頼するかの2択となります。
費用面で言えば、フリーランスの方が安いケースが大半です。
知識やスキルが高いフリーランスであれば、費用も安く、なおかつクオリティも高いホームページを作成してもらえるのはメリットです。
ただし、デメリットとしては制作後の管理をどこまでやってくれるのか、そして運用面のアドバイスなどが可能かどうかという点です。
また、個人のスキルによって出来不出来が大きく左右されるため、事前によく調査する必要はあります。
そして、これはフリーランスでもWEB制作会社でも同様ですが、納期や修正などへの対応がどうかという点は非常に大切です。
約束を守らない、信頼性に欠ける人と仕事をすることは時間と労力、そして費用の無駄以外の何物でもありませんからね。
この点も踏まえてフリーランスでも業者でも、比較検討してみる必要があります。
とにかく格安でホームページを作成するなら自作が1番安い
自社のホームページは作りたいけど、どうしてもお金をかけられない!
そんな方は自作でホームページを作るのが1番安く作成することができます。
最低限、必要な料金は、
- 独自ドメイン
- サーバー代(初期費用と月額)
この2つくらいですから、究極、初期費用は1万円以内で作成することが可能です。
もちろん、ワードプレスなど自分で学ぶ必要はありますが、時間と労力をかければやってやれないことはありません。
また、ドメイン代もサーバー代もかけたくなければ、この記事の冒頭の方でも紹介した「ペライチ」のようなWEBページであれば、1サイトまでは無料で作成することが可能です。
機能面の制限はありますが、簡単に無料で即日に自分のWEBページを持てるのは大きなメリットです。
アナタが何をホームページへ求めるのか?ゴールを明確にすることが1番大事
ホームページを作成する費用と言っても、そのホームページの内容や機能によって価格は様々です。
また、制作会社によっても実力も違えば、得意分野も違いますし、費用も様々。
ホームページがただあればOKというのであれば、安くで作ってもらえるフリーランスを探した方がいいかもしれません。
ですが、ホームページから集客するのが目的であれば、制作後の運用面でどれだけ知識や経験、スキルがあるかを見極める必要があります。
そうなると仮にホームページを作成するのに費用がかかっても、集客できれば十分、ペイすることができるわけですから決して高い買い物ではありませんよね。
また、どうしても費用面でお金をかけられないのであれば、自作というのも検討してみてもいいでしょうし、ペライチなど無料のツールを使って作成する方法もあります。
そのためには、まずアナタ自身、自社がホームページを持つことでどんな未来を実現したいのか?
ゴールを明確にすることが1番大事な事です。
ゴールが明確になれば、どのホームページが最適で、誰に依頼する必要があるのかが自ずとわかるはずです。
そして、ホームページ制作会社といってもそれぞれ特徴がありますから、1社だけではなく何社か回ってみて話を聞いてみることをおすすめします。
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