こんにちは!WEB集客専門家の山口です。
自分の会社やお店のホームページを業者に依頼したいけど、どこに頼めばいいのだろう?
ホームページ制作会社といってもたくさんあって、どこを選べばいいのか基準がよくわからない。
もし、ホームページ制作会社の選び方で迷っているなら、この記事がきっとお役に立てます!
ホームページ制作会社といっても地元の業者もあれば、全国対応の業者もあります。
また、デザインが得意な会社もあれば、制作後の集客に特化しているホームページ制作会社もあります。
それこそ、費用はもちろん、サービスや対応、知識やスキルもバラバラです。
でも、なかなかクチコミとかも少ないですし、実際に頼んでみないとわからないことが多いです。
そこで、この記事では現役バリバリのホームページ制作も行うWEB集客の専門家の私が、失敗しないホームページ制作会社の選び方を紹介していきます。
目次
失敗しないホームページ制作会社の選び方と注意点
では、早速、失敗しないホームページ制作会社の選び方と注意点を10のポイントで紹介していきます。
1、事前にホームページを作る目的を明確にしておく
一口に「ホームページ制作会社」といっても様々な会社があります。
デザインが強い会社もあれば、制作後の集客が強い会社もあります。
また、地元密着の会社もあれば、大手の全国に支社を持つWEB制作会社もあります。
得意不得意も違えば、費用や制作後の対応も様々です。
ですので、まずは御社自身が、
デザイン重視のホームページが欲しいのか
ホームページから見込み客を獲得したいのか
ECサイトを制作したいのか
名刺やパンフレット代わりのコーポレートサイトが欲しいのか
自分のブランディングに役立つサイトが欲しいのか
とりあえずホームページさえあればいいので安い方がいいのか
最低限、アナタがホームページを持ちたい理由を明確にしておく事がミスマッチを防止して、納得いくホームページを手に入れる可能性が高くなります。
逆に集客が得意な制作会社にデザイン重視を求めても、思ったようなホームページは納品されないでしょう。
逆にデザインが得意なホームページ制作会社に、制作後のWEB集客のアドバイスやサポートを求めても成果は得られないはずです。
ですので、問い合わせの際でも面談の際でも構わないので、
「得意な分野は何ですか?
と質問してみましょう。
まともなWEB制作会社であれば「集客です」「デザインです」と明確に回答があるはずです。
逆にそこでイマイチ要領を得ない回答だと、何を依頼しても中途半端な結果になる可能性があるので慎重に検討する方がいいでしょう。
2、会社の設立年をチェックする
会社の設立年数をチェックする理由としては「倒産リスクを回避する」ことが目的です。
というのも、ホームページ制作は自宅に1台パソコンがあれば、誰でも開業することが可能な業種です(もちろん、最低限の制作の知識や技術は必要ですよ)。
全国に支社を持つ大手のホームページ制作会社もあれば、フリーランスや副業のような形でやられている方までホームページ制作会社は大小乱立状態です。
ですが、ご存知の方も多いかと思いますが、会社の生存率は、
1年後で約50%
3年後に約30%
5年後は約15%
という数字が出ているそうです(業種によって差はありますが概ね間違っていないようです)。
さらに10年後は10%、20年後はわずか0.3%と言いますから、「会社は倒産するのが当たり前」と言えるかと思います。
特に開業間もないホームページ制作会社は仕事が欲しいので安くで受注してくれることも多く、それはそれで発注する方からするとありがたいわけですが、一方で倒産リスクも高くなりますよね。
とはいえ、会社やお店のホームページは1度制作すると5年、10年と運用していくものですから、それが1年や2年で倒産された時のリスクはなかなかのものです。
まして、ある日「あれ、ホームページが表示されない」と不思議に思って業者に連絡したら音信不通。
夜逃げ同然で廃業して、ドメインの更新をしてなかったので他の人に取得された・・・なんて事態になったら最悪です。
実際に、私のところにも「前に制作してもらったホームページ会社がつぶれたから、リニューアルしてもらえないか」という依頼を頂いたことがあります。
ですので、なかなか事前に見抜くのは困難ではありますが、頭の片隅に「倒産リスク」ということを覚えておいて損はないでしょう。
3、制作会社のブログをチェック
ホームぺージ制作会社を選ぶ際には、その業者の「ブログ」をチェックしておきましょう。
まともなホームページ制作会社は会社の規模の大小に関わらず経営者がブログ(もしくはSNSとか)で情報発信していることが多いです。
情報発信する理由はサイトの更新頻度や自社の考え方を伝えていくなど、様々ですがいずれにしても優良なホームページ制作会社ほど情報発信を継続しています。
ただし、ホームページ制作会社の中には更新がほとんどされていない(というか情報発信をしていない)ケースも多々あります。
正直、クライアントにサイト更新の重要性を説いていく立場のホームページ制作会社が自社のホームページは放置状態というのはあまり良いこととは言えないでしょう。
さらに、経営者なり担当者なりのホームページの運営ノウハウやSEO、MEO対策などどれくらいの知識や考え方を持っているのかも併せてチェックするといいかもしれませんね。
また、その他にもホームページ制作会社によっては自社でメディア運営をしている会社も多いです。
例えば、当社で言えば、
ジモハック長崎
https://jimohack.nagasaki.jp/
のようなサイトのことですね。
自社でメディア運営していると最新のSEOのノウハウの実践の場にもなりますし、クライアントをメディアで紹介するならメリットが多いため、優良なホームページ制作会社を見極める1つの基準となるのでチェックしてみるといいと思います。
4、会社の規模はあまり関係ない
ホームページ制作会社といっても、全国に支社を持つような大手のホームページ制作会社もあれば、フリーランスでやられている方まで大小様々です。
確かに大手の方が安心感があるという方も多いかと思いますし、それは理解できます。
ですが、ホームページを制作してもらった満足度という点では考えると、会社の規模は実はあまり関係ありません。
大手にWEB制作を依頼するメリットは倒産リスクが少ない点やホームページ制作だけではない総合的なプロモーション活動などを行ってもらえる点などが挙げられます。
反面、デメリットとしては費用が高い上に、担当者レベルの人間が必ずしもホームページ制作やその後の運営の知識やスキルが高いわけではないということです。
逆に個人でホームページ制作をやられている人の方が、知識や経験、スキルが上で、フットワークも軽く何かあれば、すぐに会社に駆けつけてくれてサポートしてくれる。
そういうケースも多々あります。
例えば、大学病院が最新施設は整っているけど、親身に接してくれて腕がいいのはかかりつけの街医者だったりするのと同じで、どの業界にも言えることかもしれません。
ですので、会社の規模で選ぶのではなく、御社のホームページを作る目的やアナタなりの選択基準(サポートが手厚い方がいいとか、担当者との相性とか)で選ぶ方が結果的に満足度は高くなるはずです。
5、制作実績
当然と言えば当然ですが、具体的な制作実績もチェックしてみましょう。
必須条件ではないですが、アナタの同業者のホームページ制作や運用経験があると参考になるのでいいと思います。
その際に、どういった点にこだわって制作したのか、成功した具体的な例(数字ベースで実績があるとなお良し)、逆にうまくいかなかった場合の事例も聞いてみるといいでしょう。
そして、制作実績の数も大事かもしれませんが、それ以上に制作の中身を聞くことの方が重要です。
大手であれば単純に事例そのものは多くなりますが、その1つ1つがクライアントが満足いくものだったのかどうかはまた別物です。
制作へのこだわりや運用していく時の様々な他社の事例などを聞いてみると、自社のホームページ制作や運用のイメージが湧きやすいと思います。
担当者がつく場合は、会社だけではなくその担当者レベルの事例も聞いてみるといいでしょう。
6、訪問してくれるかどうか?担当者との相性チェック
最近ではスカイプやZOOMなどの遠隔でもやりとりができるツールが多様化していますが、未だに顔と顔を合わせて話をすることでの情報量や信頼感は捨てがたいものがあります。
遠方の制作会社に依頼する場合は致し方ないとしても、地元のホームページ制作会社に依頼する場合に訪問して面談するかどうかは聞いてみるといいでしょう。
直接、会ってどこまで親身にヒアリングをしてくれるかどうか。
これはホームページ制作会社を見極める上で1つ大きなチェックポイントです。
というのも、事前の綿密なヒアリングなくしてクライアントのイメージ通りのホームページを制作することは不可能だからです。
また、実際に訪問して話をすることで担当者との相性をチェックすることもできます。
担当者とは少なくともホームページを納品するまでの1~2ヶ月程度、さらに通常は1年単位で運用を任せていくことが多いので、これから数年の付き合いをしていく可能性が高い人間です。
担当者の知識やスキルも大事ですが、それ以上にどこまでクライアントに対して情熱を持って接してくれるのか。
WEB制作会社にありがちなのは、
「専門用語ばかりで何を言っているかわからない」
「制作の都合重視でこちらの要望を聞いてくれない」
といったことが多々あります。
ホームページ制作も含めて、どんな仕事もそうですが「担当者との人と人とのコミュニケーション」は非常に重要です。
出来れば初回は直接、会って話をしてみる方が色々とわかることもありますので、おすすめだと思います。
7、WEBに対する知識と経験の豊富さ
ホームページ制作もしかりですが、WEB集客などは昨日通用していたノウハウが今日は通用しなくなっているという可能性もあり得る業界です。
以前はPCで見ることを前提に作っていたホームページもスマホ対応は当たり前ですし、商圏が決まった店舗ビジネスをやられている方はローカルSEO対策も必須。
その他にもWEB集客には各種SNS(ツイッター、フェイスブック、YouTube、インスタ、LINE公式など)もあり、次々に最新のツールやノウハウが出てきます。
それを全て精通するのは難しくても、最低限知っておくべき知識や技術はかなり幅広いものです。
ですので、常に新しいノウハウやツールに積極的に触れて情報を発信しているかどうかはホームページ制作会社を選ぶ上での1つの判断基準になるでしょう。
8、制作後、納品後の運用のサポート
ホームページは制作したら終わりではありません。
むしろ、ホームページは制作して納品したところからがスタートです。
ただ、ホームページがあることにはあまり意味がありません(名刺的な意味合いはありますが)。
運用して見込み客を獲得していくことがホームページの大きな役割の1つです。
そして、その効果は1ヶ月やそこらで出るものではなく、半年、1年と積み上げて初めて効果を発揮することが多い。
ですから、ホームページ制作後の運用のサポートやアドバイス、コンサルティングなどをどこまでやってもらえるのかは事前に必ずチェックしておきましょう。
特に自社でホームページの編集などをする場合は、事前に使い方をレクチャーしてもらえるのかどうか。
また、わからないときにサポートしてもらえるのかどうかは非常に重要です。
逆にホームページの編集や更新を制作会社に管理してもらっているからと言って油断してはいけません。
中には画像の追加や文章を数行付け加えるだけで、数千円から数万円単位でオプション料金をとる制作会社もあります。
また、WEB制作会社にありがたちなのは、「修正を依頼しても対応が遅い」「返事が返ってこない」というサポートなど対応への不満はかなり高い頻度で耳にします。
ある程度、自分で解決できるようなWEB担当者を雇える企業であればまだしも、地方の中小企業や個人事業主にとってはサポートの良し悪しは非常に大きな問題です。
その際のストレスや時間のロスなど考えるとたまったもんじゃないですよね。
ですので、ホームページ制作後に、結果出るまで付き合ってもらえるのかどうか。
そして、追加の費用がかかるケースやサポート体制なども必ず事前に確認しておくことを強くおすすめします。
9、費用だけで選ばない。必ず総額の費用を明示してもらう
ホームページ制作会社を選ぶ際に「制作費用の見積もり」だけで判断すると大抵失敗します。
よく「制作費0円」みたいな格安はホームページ制作会社がありますが、必ずそこには理由がありますのでその点を事前に確認しておきましょう。
安いホームページ制作会社だから必ずしも技術やスキルがないというわけではないですが、よくあるケースとしては、
追加費用が多くかかるケース
これが1番よくあるパターンです。
画像1枚追加で5000円、文章の修正で5000円、ページの追加で3万円....etc。
何をするにもオプションで追加料金がかかると最終的にはかえって1番割高な制作費だった、なんてケースはよく聞きます。
むしろ、ホームページの制作が適正であり、月額管理・運用費もかかるけど、追加料金の請求は一切ないといった業者の方が年間コストで考えると安い場合も多々あります。
そもそもホームページ制作会社が以前は請負制のシステムだったことが多かった事の名残りという説もありますが、かかった費用を後から請求される形では、依頼する方がリスクが高すぎます。
ですので、契約の時点でホームページ制作の見積もり以外に必ず月々や年間にかかる総額費用を出してもらいましょう。
逆に言えば、最初からアナタが言わなくても総額費用を明示してくれる業者を選ぶべきです。
もしくは追加費用がないわかりやすい制作会社を選ぶのも、制作後の修正などする際には精神的にも安心できるでしょう。
10、パートナーを選ぶという意識を持つ
ホームページ制作会社を選ぶということは、1つの外注先を選ぶという感覚ではなく、
「仕事のパートナーを選ぶ」
という意識の方が表現的には正しいのかなと思います。
単純に制作してもらったら、あとは自社で全て運営管理するというケースであれば外注先という見方でいいのかもしれませんが、ほとんどの場合はそうではありませんよね。
ホームページ制作後の運営は自社でやるとしても、管理であったりサポートやコンサルティングを受けながら一緒に成果を出すための継続してお付き合いしていくことが大半です。
ですので、費用や会社の知名度、実績などは確かに選ぶ際の大事な基準ではあるのですが、多くの中小企業や個人事業主にとっては、担当者の、
「誠実さ」「丁寧さ」「わかりやすさ」「フットワークの軽さ」
など、アナタの担当者との「信頼性」が1番大切な要素です。
僕も独立する前に超有名なコンサルの方に半年で200万円近く払ってお願いしたことがありますが、人生で1、2を争うほど、ひどい内容のコンサルでした^^;。お金をどぶに捨てるようなものとはまさにこのことだなと。(詳しく聞きた方はぜひ、面談の時にでも質問してください)。
そういうこともあるので、最低限の知識やスキルがあれば、あとは大事なのは信頼できそうな人間かどうか。
その点に尽きると思います。
そのためにも、ホームページ制作を依頼する場合は1度、訪問して(もしくはしてもらって)面談しながら、色々とお話をするのがおすすめですね。